【安房勝山1泊2日旅行】

先日、小学生来の友人と千葉は安房勝山へ1泊2日の旅行に行ってきました。

都心から安房勝山駅まで2時間ちょっと。1時間に1本しか来ない2両編成の内房線に揺られながら、のどかな風景の中を進んで到着しました。

のどか~
ちょうど水仙が見頃なようであちこちに飾られていたり咲いていたり。

寒い冬といえばやっぱり温泉!ということで、露天風呂付き客室で心ゆくまでのんびりまったりしよう。というのが今回の旅行のテーマ。そんな私たちの願いを叶えるのが、安房勝山駅から10分ほど歩いた先、閑静な住宅街のなかにある『紀伊乃国屋別邸』です。

和風モダンな家具で揃えられたメゾネットタイプのおしゃれなお部屋。お風呂の温度は42℃と少し熱めの設定でしたが、寒い冬には身体の芯まで温まるぴったりの温度でついつい長風呂してしまいました。肩まで浸かったり半身浴をしたりと交互に出たり入ったりしながら、人目を気にせずあーだこーだとおしゃべりしながら入れるところが、露天風呂付き客室の醍醐味ですね。

お夕食もとても豪華。まず鮑の踊り焼きから始まり、その日に水揚げされた新鮮な地魚を使用したお造りや煮付け、そして地元の和牛などなど。今回は偶然にも金目鯛が獲れたらしく、ほかの旅館ならオプション料金がかかる立派な金目鯛のお刺身と煮付けを通常のプランで堪能することができました。

どれも新鮮で身がぷりっぷりなお刺身
甘めのたれが染み込んだ金目鯛の煮付け。里芋も好き
分厚いのにとても柔らかい和牛

この旅館のスタッフさん、ほとんどが外国の方だったのですが、食事もひとつひとつ丁寧に説明してくださりとても気持ちよく過ごせました。私でさえきちんと敬語を使えているかわからないのに、母国語でない言葉で丁寧に接客されている姿は本当に尊敬の念しかありません。失礼は承知ですが、お肉に添えられたガーリックチップスの発音だけがネイティブだったのが少し面白かったです。

近辺にコンビニもないので、お夜食が必要になるかも?とお菓子を買い込んでいたのですが、そんなものは必要ないほどお腹いっっっぱい胸いっぱい。心も身体もポカポカになり、その日はぐっすりと眠りました。

翌朝も美味しい朝食をいただき、露天風呂に再び浸かり、後ろ髪をひかれつつもチェックアウト。近くにあるいちご農園でいちご狩りをしようとワクワクした気持ちで向かったのですが、なんとその日はやっておらず…。火曜日だったのもあり他のいちご農園もことごとくお休みでどうしようかと思っていたところ、そのいちご農園のすぐお隣が道の駅だと知り、そちらに行くことにしました。

そこがまたとてもいい所でした。

『都市交流施設・道の駅 保田小学校』と呼ばれるそこは、2014年に少子化の影響で廃校になった保田小学校を名前と校舎をそのまま残してリノベーションし、道の駅へと生まれ変わった所でした。

体育館を直売所として使用していたり、放送室がロッカールームへと変身していたり、教室の机と椅子がレストランに使用されていたりとあちこちに学校の名残が垣間見え、懐かしい気持ちになります。

学校給食といったらきなこ揚げパン
ごはんが足りなくておねだりしに来た猫のハナちゃん

いちご狩りが出来なかった代わりに、直売所で違う品種の入ったいちごを買って食べ比べてみることにしました。これぞ大人の遊び。

トートバッグもとても可愛いので注目
多少違いはありながらもどれも甘くて美味しかった
この中では紅ほっぺが一番甘かったです

最後の一粒をどっちが食べるかはあみだくじで決めました。小学生の頃からあまりやっていることは変わっていないというか、大人になってもこういうことで一緒に楽しめる友人がいるということは本当に幸せだな、と思います。

お土産を買って、電車の本数も少ないのでそのまま帰路へ。車だったらもっといろんな所へ観光できたのでしょうが、いかんせん私たちはペーパードライバー。ちゃんと運転ができるようになったら車で来たいなと思います。いつになることやら、ですが。

都会の喧騒から離れて、穏やかな自然のなかでゆっくりと過ごせた大満足の旅行でした。

次はどこに行こうかな。

ここまでお読みくださりありがとうございました。近日中に展示のお知らせを投稿する予定です。